九州電力
西日本社会人リーグ第5節,コカコーラウエストジャパン(以下CCWJ)戦は,勝利した方が全国大会に一歩近づく大切な戦いで,戦前から激しい戦いになることが予想されました。今年のCCWJは,英国留学から復帰した日本代表SO渕上選手,日本選抜や7人制日本代表で活躍するNo.8山口選手を始めとする常勝軍団関東学院大学から多くの選手が入社し,更にラグビーの本場NZでもまれたPR西浦選手,WTB都成選手などの補強がうまくいき,昨年までと見違えるような安定した戦いの出来る強豪となり,九電の選手も今まで以上の集中力をもって戦いに望みました。 開始から攻守が激しく入れ替わる目まぐるしい戦いとなり,九電のペナルティからCCWJ渕上選手にPGを決められて先制を許してしまいました。九電も連続攻撃からWTB廣池選手のトライや,SO松添選手のドロップゴールでペースを掴みかけましたが,CCWJNo.8元NZ代表デュラン・ミカ選手のトライや渕上選手のドロップゴールで,前半は16対16のがっぷり四つの戦いとなりました。 後半開始早々九電の猛攻が始まり,1分にFB前田選手が右中間に飛び込みトライ(ゴール失敗),その後もCTB吉岡選手のPGがあり24対16と突き放しにかかりました。しかしその後気が緩んだ訳ではないのでしょうが,九電の歯車が狂いだし,ミスキックや連携ミスなどからピンチを招き,CCWJ都成選手のトライ(ゴール成功),渕上選手の2度目のドロップゴールが決まり,24対26とリードを許す展開となりました。それでも勝利をあきらめず攻撃を続ける九電でしたが,39分の攻撃で吉上選手が痛恨のノックオン!CCWJボールのスクラムとなりました。ボールをキープされ続けると試合終了となるところでしたが,CCWJ渕上選手がすぐにタッチキックを蹴ったために,九電にラインアウトからラストワンプレーのチャンスが巡ってきました。ここで松添選手はCCWJ戦に備えた秘策のサインをコールしました。ベンチにいるスタッフは,今までゲームで使ったことのないサインだったので,まさに神に祈る気持ちで見守りましたが,選手はここ一番で素晴らしい集中力を発揮して,完璧にサインを決めFB前田選手が右中間に飛び込んで逆転トライを決めました。 最後まであきらめない精神力,ここ一番でサインを決める集中力は,選手間の競争を促し,夏合宿からハードな練習を行ってきた賜物と評価できますが,この日もその集中力が途切れた時に起こるミスにつけこまれ,みすみす接戦となったことなど,今後の戦いに向けた多くの反省点も残りました。残るマツダ,サニックス戦では,この試合の反省を充分に活かした戦いが出来るように頑張ります。今後もCCWJ戦のように,感動を分かち合える試合をしますので,残る試合も多くのご声援をお願いします!!