九州電力
近鉄ライナーズ
夏空を思わせる快晴の香椎競技場に100名を超えるサポーターを迎え、お互いにトップリーグチャレンジマッチを見据えた激しい戦いが繰り広げられました。
まさに一進一退の攻防。FWの骨きしむ肉弾戦、BKの足元に刺さる激しいタックルに、サポーターは一喜一憂の歓声をあげる時間が続きました。 その均衡を破ったのは九州電力。1stハーフ22分、ラインアウトからサインプレーでジャガー松本へボールが渡ると、獲物を狙うがごとく鋭いランニングで近鉄ディフェンダーを突破してラックを形成。素早くSH村上選手からこの日SOに入ったグレイ選手、吉岡選手へと絶妙のパスが渡り、最後は昨年のトライ王今村選手がゴールラインへ飛び込みました。吉岡選手が難しい位置からのゴールも決め、7対0と先制しました。 その後も九電FWがブレイクダウンで優位にたちBKへ素早くボールを供給すれば、近鉄もFLトーエツ選手や、抜群の身体能力をもつNo.8佐藤選手が度々突破して九電ゴールラインへ攻め込みますが、宮崎合宿でハードな練習を行い、意思統一された鉄壁のディフェンスはなかなか破れません。 32分はFWの見せ場。近鉄ゴール前10m付近でラインアウトをキャッチし素早くモールを形成。近鉄FWの重圧に何度も崩れそうになりますが、最後はゴールラインになだれ込み、パワープレイでトライを奪います。もちろん吉岡選手のゴールも再び決まり14対0とリードを奪い、1stハーフが終了しました。
3ndハーフは大きくメンバーを入れ替えて臨みましたが、全体的に動きが悪く開始から流れは近鉄に。 しかし、7分に近鉄No.8のサイドアタックから外国人FWに突破されトライを許すものの、これで目が覚めたのかその後の20分間は体を張ったタックルでしのぎ、逆に28分近鉄のノータッチキックを、元気印WTB久保選手がカウンターアタック。ラックからBKへ供給されたボールを、最後はゼブラ吉永選手からミラー選手へ渡る見事な繋ぎでトライし、難しい位置のゴールもミラー選手自ら決めますが、終了間際に近鉄の意地のトライでノーサイドとなりました。
トップリーグチャレンジマッチの再戦もありうる宿敵近鉄ライナーズ。「昭和29年度全国社会人ラグビー大会」での3対3の双方優勝から、その後の公式戦では1度も勝利のない因縁の相手に勝ったことは素直に喜びたいものの、相手の速攻に対応できずディフェンスラインが破られたことや、終了間際に強力スクラムでボールを奪われたトライなど、反省すべきところもあり、トップリーグ昇格が平坦な道ではないことを再確認できた、収穫の多い試合となりました。
最後になりますが、遠路福岡までお越し頂いた近鉄ライナーズの皆さんに敬意を表するとともに、多くのご声援を頂いた九電サポーターの皆さまに厚くお礼申し上げます。 次回のゲームは10月28日香椎競技場で行われるトップキュウシュウAリーグJR九州戦です。この日は試合後に九電ラグビー部後援会主催のファン交流会が予定されていますので、どうか奮ってご来場をお願いいたします。