九州電力
神戸製鋼
トップリーグ昇格へ向けた虎の穴修行第二段、神戸製鋼コベルコスティーラーズとの一戦は、神戸製鋼灘浜グラウンドで行われました。
トップリーグ再開を前に神戸製鋼は、No.8伊藤剛臣選手、日本最多キャップホルダー元木由紀雄選手をはじめ、主力選手がスターティングラインアップに名を連ねる豪華メンバー。一方九州電力も前節三洋電機戦の敗戦をバネに、選手のモチベーション高くこの試合に臨みました。
開始からグレイ選手のキックを活かして激しく相手陣へ攻め込むものの、さすがはトップリーグの猛者スティーラーズ。ゴール前のディフェンスは簡単に崩せません。逆に神戸製鋼は、10分九州電力のペナルティーで得たチャンスから、ラインアウトを起点に、スピード感あふれるアタックを仕掛けると、右隅にWTB大門選手が飛び込み、まずはトップリーグチームの貫禄を示します。
その後、攻めては硬い防御網を破れない状況が続きましたが、14分にペナルティーからグレイのタッチキックは計ったように相手ゴール前へ。ラインアウトを確実にキャッチしたFWは真っ向力勝負を挑み、モールを押し込んでトライを奪い同点に追いつきます。
ペースを掴んだ九州電力。その後もFW・BK一体となったアタックを果敢に仕掛け、21分左に右に展開すると、相手ディフェンダーを翻弄して、最後は大外で待つグレイ選手が逆転のトライ。続く28分にも、ゴール前ラインアウトからBKへ展開し、ライン参加したFL山本選手のラストパスを受けたCTB吉岡選手が右隅にトライ。12点差に引き離します。
予想しなかった展開に静まり返る地元神戸のファン。しかしここからトップリーグチームのプライドをかけた反撃開始。38分九州電力ゴール前のラインアウトからモール攻撃を受け、ゴールラインを割られると、更には前半終了間際の42分、再びモール攻撃でトライを奪われ19対19の同点で前半を折り返します。
後半、先手を奪ったのは九州電力。11分神戸製鋼ゴール前ラインアウトから、PR中村選手が密集の中を強引に突破。あれよあれよという間に15mを走りきり、相手ディフェンダーもろともゴールラインへなだれ込み、26対19とリードを奪います。
その後は九州電力の身を挺した激しいタックル、神戸製鋼の隙間のない硬いディフェンスと、互いに一歩も引かない攻防が続きますが、23分神戸製鋼のトップリーグの意地をかけた攻撃に、三度ゴール前のモール攻撃を止められず同点のトライを奪われると、36分には四度モール攻撃でトライを奪われ、逆に5点をリードされます。 その後、ピーター・ミラーを投入するなど再逆転を狙いますが、硬いディフェンスは最後まで破れず、ノーサイドとなりました。
この試合光ったのは全員のディフェンス力。三洋電機戦で後半崩壊したディフェンスラインも、この日は神戸製鋼の連続攻撃を「プッシュアップ」。根気強いタックルは相手のミスを何度も誘い、更にはジャッカルでペナルティーを誘発させる成長を見せるとともに、スクラム・ラインアウトなどのセットプレーも互角に渡り合うことが出来ました。 しかしながら、相手FWに4トライをモールで奪われるなど、パワープレーへの対処や、最後までリードを守りきれなかったことは今後の課題として残りました。貴重な経験となった三洋電機、神戸製鋼戦。更なる精進を期待したいところです。
来る11月23日(木:祝日)はトップリーグチームとの強化試合の締めくくりとして、宿敵コカ・コーラウェストレッドスパークスとの一戦が、さわやかスポーツ広場で行われます。どうか皆さまのご声援をよろしくお願い致します。
最後になりますが、トップリーグウィンドマンス期間の大事な時期に対戦頂いた神戸製鋼コベルコスティーラーズの皆さまにお礼を申し上げますとともに、トップリーグ後半戦での活躍を心から祈念申し上げます。